9月は台風続きで
計画していた日程に行くことができず
止む終えず参加を断念された方も出てしまうほどでした。
この時も、朝から台風でしたが
酋長が空の様子、天気図を観察した結果
くじゅう方向の風は大丈夫だろうということで決行してきました。
(1)初めてのくじゅうなら外せないスポット「夢大吊橋」
今回のゲストは、アイルランドからのカップルさんでした。
九州初上陸の彼らは、この日だけ福岡滞在でありハイキングできる貴重な日なのです。
まずは、大吊橋からくじゅうの全景と絶景を体験していただきました。
見えるのはこんな景色。
右手にくじゅう連山。左手に滝のコラボレーション。
「Amazing!!」
そんなため息が聞こえてきます。
この滝は、2本あって(本当は3本だけど、1本は今は流れてないんだとか)
男滝と女滝と言われ、夫婦滝となっています。
そして、こんな小さな看板発見。
覗いてみると・・・ゾゾゾゾゾ・・・
遥〜か下に石がゴロゴロした川があります。
橋を往復して戻ってくると、こんな証明書が渡されました。
フリーでナイスな取り組みなのですが
「このグループ写真を気に入ったら買ってくださいね!」(ナント1000円なり)
という商売込み…(気に入った方はご購入を!)
(2)野草園と野草ランチ
秋の野草を紹介したいので、野草園つきの野草食堂「野の花の郷」さんへ。
酋長の野草ガイドの始まり。
まずは8月下旬に咲くという「ヒゴタイ」
終わりがけなのですが、時々遅咲きの花があってブルーが美しい。
後は、菊の仲間がチラホラ。
歩いていると、栗のイガイガが落ちていて、そこで興味は一気に集中。
拾ったのは小さな実で山栗でしょう。
お花の話はさておいて、栗取りに夢中になるゲストさんとNamiでした。
栗拾いで随分時間が経ったのか
食堂から「できましたよ〜〜〜!」って大きな声が!!(笑)
今日のランチは〜
大分名物とり天定食
大分名物だご汁定食
こちらの食堂では、野草ランチをいただきたかったのですが、海外からのゲストさんに野草はクセがあり過ぎなようでチョイスされませんでした。
私の気になったのは「秋の野草定食」。こちらは予約が必要なようです。
他にも麺定食があるのですが、この麺は、こちらのオリジナルでドクダミとオオバコが練りこんであるとのこと!
今度、食べてみたいものです。
(3)水源を求めてハイキング
くじゅう界隈には、幾つもの水源がありますが、今回は男池をハイキングの地に選びました。
水が澄んでいて、あまりの透明度のためか青色しているのです。
下から湧き出る様子は、いつまでも見ていて飽きません。
ここでもお二人は「Amazing!」の連発。
青い水源の先には、この美しい水を作り出す森があります。
今日はその森をハイキングするのです。
右散策でも左散策でもなく、今回は滝コース。
Let’s start!!
あまりの川の美しさに酋長までカメラを取り出しました!
森の成り立ちや木の種類などを解説中。
しばらく行くと、こんな巨木がありました。
ここの森は原生林で、太鼓の昔からこのままだったのです。
「ツリフネソウ」至る所に咲いていました。
花が船の形に似てるんですって。よくみると花から釣り糸が〜!
「トリカブト」全草毒を持つけれど、青が美しいです。
これは「ツチアケビ」です。アケビと言っても食べられないそうです。
ズームするとこんなアケビ。
ここでヘンテコな虫発見!動きがまた面白い。最後のyoutube動画にも入れてるので見てくださいね。
大きさ1cmもないくらい。ゾウリムシみたいでしょ!蛍光緑でアオムシみたいな動きをします。
こちらは、よくみる「シャクトリムシ」
どちらも気取りが美しい。
そして、しばらく歩くと、ザ〜〜〜〜ッという水の流れる音。
滝を途中から眺めることができる展望台もありました。
でも、やっぱり間近でみるのが最高です。
しばし、滝の音と水しぶきに無言のお二人。
さて、まだまだ続くハイキング。
お次は、巨木コースです。
男池に戻って、左散策コースへ再度トライ!
すぐに出てくるのが、この欅の巨木。
なんだか何でも見透かされているようで、巨木のオーラに包み込まれてしまいます。
ついでに、巨木にハグしたり、一体になってみたり♡
その近くにあるこんな逞しい木からも、元気をもらえます。
石を抱え込んで成長したこの木を見ると、カンボジアのアンコール遺跡群の中のタプロームを思い出されます。
この森には石を抱え込んだ巨木があちこちにあるのです。
倒れて死を迎えた大木には、次なる命が芽吹き始めていました。
まずは、木の表面を覆う苔たち。そして小さなキノコたち。
そこに種が落ちて、根が張って、そこにまた木が成長していくのです。
命の循環が見えてきます。
ここはブナやミズナラの森なのですが、7月の西日本豪雨でこの森に湖ができていました。
水中からまだ生きている木々が生えているのが、この湖の新しさを物語っています。
自然の成すことには、驚かされます。
深い森で深呼吸。美味しい水と空気とフィトンチッドをありがとう。
身体の中から、綺麗になっていくような気がします。
さらに奥まで歩いて行くと出てくるのが「かくし水」です。
この「かくし水」の前には、川がないのです。
この美しい水の場所で山カフェタイム。
今日は、男池の水で淹れるコーヒー。絶品なり。
9月の大人の自然教室は、これにて終了。
こんなゆる自然旅は、毎月行っています。