環境にも体にも優しいポカポカカイロを作ろう!

あなたと自然のお仲人「山人クラブ」で
里山ハーバリストをしています NAMIです。

月に1回、生活に役立つハーブワークをしています。
今月は、雪も降って冷え込んだので「体ポカポカの自然素材でエコカイロ作り」をしました。

寒い日には、カイロが手放せませんね。
そうすると、増えて困るのは使い終わったカイロたち・・・・。
中身は金属の粉ですから、燃えないゴミに出すのでしょうか?
いつも迷ってしまいます・・・。

そこで、もっと環境に優しくって
使い勝手のいいカイロってないものかと考えてみました。

そうです。
私たちが日頃使っているハーブボールこそ
何度も使えるカイロなのだと気がついたのです。

癒しで使ってきたハーブボールたちは
生葉で水分を多く含んでいたから
温かさは最高でしたが、持続力がないのです。
普段は、2つ準備して、冷めたらもう1つを使って施術をするようにしています。

そこで、中身をドライハーブ、豆、穀物などにして作ってみました。

(1)小豆とドライハーブ

小豆は各家庭に常備してある豆なのではないでしょうか。
また、スーパーに行ってもすぐに手に入るので準備しやすいものです。

市販のカイロサイズだと小豆200〜250g入ります。
250gだと、ずっしり感があります。
ゆる〜っとしたのがお好みなら200gもオススメです。

乾燥した小豆にお気に入りのドライハーブを入れます。
今回は、和の優しさを出したくて、ヨモギとドクダミを入れています。

電子レンジ600wなら1分程度で、ぽっかぽかに温まります。

レンジから出したら、あんなに乾燥していたカイロがしっとりしています。
それは小豆の水分が気化しているからなんです。

小豆の温圧は優しく体を温めてくれます。

(2)玄米とドライハーブ

玄米でカイロを作るときは、玄米:塩=3:1の配合で作ります。

さらにしっとり感を出したいときは、米ぬかも加えます。
玄米:米ぬか:塩=2:1:1の配合で作りました。

米ぬかが入ると、粉末状になってきますので、中身を一度お茶パックなどに入れてから布に入れると良いですね。

ここでは、香りを楽しみたかったのでタイハーブを使用しました。

タイハーブの種類は、「コブミカンの皮・レモングラス・プライ・ターメリック・ジンジャー」です。どれも香りが強く、温める前からハーブの香りがしてきます。

温めるとさらに香りが強くなるので、肩こりなどに効きそうです。

今回は、肩に当てるようとして、長いサイズのものを作っています。14cm×90cm程度です。
中身は、玄米150g、米ぬか75g、塩75gをブレンドしています。

 

 

(3)考察

小豆や玄米など、種類で温める時間が変わるのではなく、重さで変わってくるようです。
中身が200gで600w1分程度温めます。300gで600w2分程度温めました。
レンジから出してすぐは、湯気が出ています。手で熱さを確かめてから、体には当てるようにしましょう。
雪の日の持ち歩きで30分は温かさをキープしてくれました。
夜お布団の中に入れたり、首に巻いておくと、3時間程度は温かいのではないでしょうか?いつのまにか寝てしまいよくわかりませんが・・・。また、豆や米と一緒に入れたドライハーブたちの香りが私たちをいつまでも癒してくれます。目覚めてもずっと人肌に温まってなんとも幸せなカイロです。

自然素材カイロは、豆や米の水分を一旦気化させることで暖かくなっていますから、一度温めたらレンジ使用は4時間は空けるようにしましょう。

レンジで加熱をしますので、作る素材は化学繊維ではない天然の木綿や麻、絹などを使うようにしましょう。
木綿だといろんな柄もありますし、丈夫で作りやすく使いやすいですね。

そもそも、一般のカイロは乾熱という方法で温めています。

それに対して、自然素材カイロは温熱という方法で温めます。

これは、暖かい部屋で体を温めるのと、お風呂に浸かって体を温めるの違いと同じです。
これらは温まり方が違いますよね。
自然素材のカイロは、温熱ですから、蒸気も相まって温もりが体内に浸透してくる感覚です。
浸透した体の温かさは持続力がありポカポカしますね。

(4)気をつけたいこと

最近では玄米カイロや小豆カイロは市販でも手に入れることができるようになりました。
ちょっとした手間暇をかけるだけで、自然素材カイロは作れます。好きな柄、好きな素材を選び、作る時間さえも楽しいのです。

先日、日頃使っている市販アイピローの袋を解いて、中身を調べてみることにしました。
じゃじゃ〜〜ん。


なんと、中身はプラスチックペレットでした。レンジに入れたら、どうなったかと思うと恐ろしいですね。
また、香りは、昔流行った匂い玉が入っていました。
やはり市販するとなると、虫の混入が心配されるので、人工物で作るしかないのかもしれませんね。

市販のものは、レンジで容易に温めるのは危険です。

体に優しいカイロを使いたいときは、自分で作るのが一番ですね。

 

 

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