こんにちは。あなたと自然のお仲人「山人クラブ」のNamiです。
6月は、ササユリを愛でに行ってきました。
ササユリをご存知ですか?名前のごとく、葉っぱはまさに笹なのです。笹から、カサブランカのような可憐で香り高い花が咲いているから不思議です。
この花に出会うのは、なかなか難しいのでまとめておきます。
ササユリとは
このササユリは、日本固有種で本州中部から九州にかけて分布しているといわれていますが、簡単に見かける花ではないんです。
九州なら宮崎県の某山にだけ、本州なら山口県に群生地があると言われています。種子から花を咲かせるまでに7年もかかります。また今年咲いたら、また花をしばらく付けないのでとても貴重な花なのです。
そこで、福岡から行くので、関門海峡を挟んでお隣の山口県に見に行くことにしました。山口県と島根県の県境にある「弟見山」です。
福岡から高速を使って約4時間の移動で到着します。早朝集合より前日の夜 出発することにして、いざキャンプへ!
前乗りでテント泊
登山口近くにある右ヶ谷キャンプ場にて、テント泊をします。4月の自然教室にも山口県でテント泊をしたのですが、寒さで寝れなかったKさん。今回は明るくなるまでゆっくり休めたようですよ。
テントライフにも、慣れてきたのでしょうね。冒険の世界が広がります!
キャンプといえば、夜の宴が楽しみなので、高速降りたら、真っ先にスーパーかコンビニへ寄る予定でした。しかし!降りたインターは、「鹿野」…。Googleマップで探しても、コンビニすら見つからない。21時過ぎですでに暗い暗い夜道でした。あちゃ〜〜💦
こちらで降りるときは、サービスエリア、もしくは事前に飲み物やらおつまみを準備すること!またまた勉強になった…。
今回、旅の持ちものに、「おやつ」と書いていたので、みなさん「山の携行食か?」と思いながら、ビスケットやらスナックを持参してくれてました。夜のお楽しみとなり良かった良かった。😅
キャンプ場に着くと、福岡では終わってしまったホタルが1匹ふわりと現れ歓迎してくれました。
そして、見上げたら満天の星。山に来た喜びを噛み締めながら、酋長の1本のビールをシェアしてカンパイ!
あ〜〜、みんなで飲むビールは美味い!そして、「このアルコールのおかげで、寝付きが良かったわ〜」とKさん。どんどんキャンプライフを楽しんでいきますよ〜!ササユリを愛でる旅の良いスタートとなりました。
キャンプの目覚めそして朝ごはん
翌朝、目覚ましのアラームではなく鳥の声で目覚める幸せ。キャンプ、最高✨
モリモリの朝ごはんを食べて、いざ出発!
こちらが朝ごはん
ポトフとボリューム満点サンドイッチ、里山の枇杷に、淹れたてコーヒー。
いざササユリを求めて
弟見山の登山口がなかなか見つけにくい。キャンプ場にいたお兄さんに聞いたら、4km先を右に曲がって、しばらく行くと…
次に第1村人発見して、お尋ねすると、「この先2km先を曲がって…」という。距離感覚は人それぞれだからわからんものですね。
そうこう言ってるうちに、路上駐車してる福岡ナンバーの車を発見!
「ここやない?」
酋長が探りに行くと、大正解!
こちらが登山口「仏峠」です。
小さな小さな看板が遠慮気味に立っています。
登り始めから急登が続く。朝ごはんで、ボリューム満点だったことも手伝って、フゥフゥ息が上がる。
しばらく行くと、ヤマツツジが出てきました。
「これ食べられるのよ。ちょっと酸っぱくてね!」
「それは、今にピッタリね」
初めて食べる彼女は、おそるおそると口に入れてみる。
「?」
「まっ、野菜みたいな味ね」
大笑いしながら、登り続ける。
きつくて、諦めたくなったころに出てくる絶景ポイント。
さぁ、また頑張ろう!
山頂が近づいてくると、ササユリたちが出てき始める♡
ササユリの道
出てきたササユリに顔を寄せてみる。
優雅な香りがする。
フゥ〜幸せ♡
次々と出てきます。色は白いのやピンクのやら。ピンクは、薄いのから濃いものまでどれも美しいのです。
山頂は木々に囲まれ日陰だけど、さらに山頂から莇ヶ岳に向かう道にササユリが続くのです。
途中に、木々が抜け、周りの山々が見渡せる絶景ポイントが出てきました。
そこで、山カフェタイム。
ガトーショコラとクッキー、煎餅、そして淹れたてコーヒー。
ササユリと山コーヒー。
最高なカフェタイムを堪能して下山しました。
そんな山ムービーは、こちらです。
これからの「大人の自然教室」
次の大人の自然教室は7/27〜28です。
27日は、防暑BBQ(18時〜)
28日は、オオキツネノカミソリを愛でる山歩き
8/11 くじゅうの山歩き(8/10〜前泊あり)
今年の「大人の冒険旅」は〜
8月13日〜20日
大人の冒険旅〜アラスカの大自然満喫〜
こちらは、メッセージください。やりとりしてからご決断ください。
追記…
今回のゲストに留学生がいて、日本語について再度気付かされることがあるのです。
「頑張って」と「頑張ろう」の違い
★相手を励ますとき、「頑張って!」と言うけれど…
★自分も頑張りながら励ます場合「頑張ろう!」って言うんですね。
だから、山歩きのときは、「頑張ろう!」って声かけあいながら、山頂を目指し、下山してきました。
気づかずに、使い分けてる日本語。優しさのあるあたたかい言葉ですね。