「ハンモック」と聞いて、イメージするのはなんでしょう?
木陰にぶら下げて昼寝をしているところ?それとも、スタジオなどで行うエクササイズ「ハンモックヨガ」?はたまた、南米などで船移動の際に使うハンモックベッドのことでしょうか?
私の持っているハンモック
私は10年くらい前にカンボジア旅で首から大量にハンモックを下げたおじさんの押しに負けて購入したネット状のハンモックがあります。ガイドブックなどにも載っている市場によくいる首に大判スカーフを何本も巻いているようにハンモックをかけて迫ってくるおじさんです。(笑)
それを使ってみたいと思って購入したのですが、実はハンモックだけではどこにも掛けることができず押入れの奥に眠ってしまうことに・・・。これって結構アルアルなのではないでしょうか?
そこで、優雅な癒しを求めてハンモックを購入したものの使ったことのない私のような方のために、今回はハンモックのかけ方や選び方をレポートしたいと思います。
ハンモックのルーツ
そもそもハンモックとは、どこで流行ってきたものでしょう。
元は中南米で先住民が使っていた寝具の一種です。熱帯のジャングルでの寝床は地面より浮かしていた方が衛生的にも通風的にも快適であったことでしょう。
16世紀後半からはヨーロッパの帆船で安定した寝床のために使われるようになってきました。その後、産業革命が起こり蒸気船に変わり、船の揺れが減り安定した航行ができるように、使う必要がなくなってきた経緯があります。
今でも南米や東南アジアで大衆汽船で移動する際は、ハンモック持参で乗る人も少なくありません。その際、持って行く場合は、小さく快適な生地のハンモックを持参したいものですね。
ハンモックの使い方
さて、そんなハンモックであるが、アウトドアで使いたいとなると、必要となるのがハンモックを吊り下げるためのロープです。
では、どんなロープがいいのか?それは、伸びないということです。
私たちは7mm以上のものを準備しています。そして、結び目がたるまないような結び方が大切になってきます。
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このように結ぶことで、ロープがたるまないのです。
ロープがたるむと、木肌が傷つき木にとってもかわいそう。
そして何より、ロープがたるんだり、解けたりすると、ハンモックが落ちたり、地面に付いたりして危険なのです。そこで、ぜひ正しいロープワークを確認してから使用することをお勧めします。
困ったときは、山人クラブへお越しくださいね!(何気に宣伝ね)
次にハンモックをかけるには、2本の太い木が必要です。公園などで「よし!ハンモックをかけよう」と思いついても、1本の木は見つかるものの、もう1本の木が見つからないこともあるもの。
ですから、2本の木を見つけることも大切です。楽しみながら、お気に入りの場所を見つけてくださいね。
室内でハンモックしたい場合
室内でハンモックをしたい場合は、部屋に頑丈な柱がある部屋や頑丈なフックを天井に取り付けるという方法もあります。
または、自立式スタンドのあるハンモックがあります。これだと壁や柱、フックがなくったってハンモックを楽しめます。ハンモックの快適さをお部屋の中でも大変できるのは素晴らしいですね。
ハンモックがあると
自分が癒される。快適な揺れ、自然の風、自分だけのリラックスタイムが流れることでしょう。
最近ではテントではなく、ハンモックとタープでキャンプを楽しむ人も増えてきています。ハンモックでも蚊帳付きのものがあるので、就寝までするのなら、こちらがおすすめです。
また、ハンモックの揺れは子どもたちも大好きです。
親子でアウトドアでハンモックをかけることができたら、「父ちゃん、かっこいい!」「母ちゃん、素敵♡」って、子どものワクワクの眼差しと絆がググッと深まること間違いなし!
2~3人用のものもありますから、大きめのものを準備して、親子でゆらゆらもスキンシップの時間ができて素敵なひとときになることでしょう。
この夏から、ぜひ ご家族でも、おひとりさまでも、ハンモックタイムを楽しみましょう。