春のキッズ冒険キャンプ⑴

春の天気は移り気で、昨日は晴れたかと思いきや、翌日はザーザー雨降りだったり、予測つかない状況です。

そんな中、春休みの恒例のキッズ冒険キャンプを開催しました。

前日まで保護者の方々も心配していましたが、雨が降れば雨の日の楽しみがあるに違いないと、計画通りに決行したのでありました。

お寺に泊まってみる

今回のキャンプの舞台は世界遺産”宗像”。
宗像大社を巡る神社仏閣の素晴らしさを学んでほしい。
そして、海の美しさや豊かさを感じて欲しい。
それがテーマでした。

キャンプの前日まで雨でも大島でテント張ってキャンプの予定でしたが、
里山カフェやまびとに偶然に遊びにきてくださった福津市妙法堂の和尚さんを思い出して、1日目を福津で過ごさせていただくようお願いしました。
びっくりするくらいすんなりと受け入れていただき、1日目の夕方からお寺に滞在させていただきました。

というわけで、今回のキャンプは冒険キャンプというより、神様のを事を知る”神様キャンプ”となりました。

お寺での過ごし方

まずは今日の寝床や生活スペースを案内していただくと、嬉しそうに寝袋の準備を自分たちで始めるのでした。
いつだってお泊まりはお友達との時間が楽しいものです。

落ち着いたら、お寺に滞在させていただくことのご挨拶を神前で行いました。
和尚さまは、「宗教など関係なく、ただ旅の安全や子どもたちの成長を願うのです」とおっしゃいました。

簡単な座禅体験をさせていただき、椅子に座ったまま、背筋を伸ばして、静かに目を閉じる。
3分間の瞑想タイム。

いつもにぎやかしい子どもたちが静かになる瞬間。まるで時が止まったような感覚となりました。

それぞれ紙に自分の名前を書くと、和尚さんがお経の中で名前と年齢を読んでくださいました。自分の名前が聞こえると、なお一層背筋がピンとなりました。

夜は(1日目の釣り練習で釣ったわけではないけれど…隣にいた先輩釣り人からお情けで頂い^^;)アジを1人2匹ずつ捌いてムニエルにしました。


他に、シチューとご飯、野菜やポテトサラダなど、副菜も添えて、和尚さんのご家族も一緒にいただきました。

その夜はさらに強まる雨の音を聴きながら、ひとしきり子どもたちはおやつパーティ&おしゃべり。
明日には雨が止みますようにと願いつつ就寝となりました。

翌朝は和尚さんが6000坪もあるお寺の敷地を傘をさして案内してくださいました。オレンジを捥いだり、一足早く満開になった山桜を愛でたり、春のカラフルさを楽しめるお散歩となりました。

境内に戻ると、お別れの時間。感謝のお経と和尚さんのお家探検。
海外からもこの柔らかな雰囲気に魅せられてゲストが滞在しておられるようでした。中でもペルーのフォルクローレのレコーディングの話など心に残っています。
子どもたちは面白い物見つけの天才でフォルクローレの笛を見つけて吹かせてもらったり、写真を見ながらお話を聞いたり、野草を干したのをみたりと和尚さんの生活まで包み隠さず見せてくださいました。

いよいよ、フェリーに乗って大島入りをします。


この日はフェリーを欠航するかどうかの瀬戸際の海況。
どうにかギリギリで乗り込めた子どもたちはどうなることやら?

続きは次の記事へ。

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