みなさん、こんにちは。山人クラブのNamiです。今回は、カタクリの花の群生地レポートです。
動画でレポートを見たい方はこちら!カタクリの群生地を見に行こう
カタクリ粉は、お料理にトロミをつけてくれる魔法の粉です。お出汁にトロミをつけて揚げ出し豆腐や麻婆茄子など、お料理がグンと上品になり、美味しさもアップします。
本来、カタクリの根を掘り出し、粉にすることで使うものです。でも、現在は、カタクリの植物自体が貴重なので、じゃがいものデンプン質から今は作られています。
九州であれば、阿蘇やくじゅうの山野草としてチラホラ咲いていたり、植物園の山野草コーナーで見ることができます。薄紫の花びらがダイナミックに反った可憐な花です。
その花の群生地があるとの情報が入ってきました。魅力的すぎて、早速、Let’s go to カタクリの群生地!
寂地峡キャンプ場へ
今回 目指すのは、山口県と島根県の県境ある寂地山。福岡発の私たちは移動時間がかなりかかるので、前日出発して寂地峡周辺にお泊り。
久しぶりのテントライフにワクワク〜
とは言っても、仕事あけの夜8時スタートだったので、夜中12時近くに、やっと到着。テントの前でくつろぐガイドの酋長。
「ク〜〜ッ😆ビールが旨い🍻」
暗い中の到達で初めての人は、どんな感じかわからないまま就寝。
目覚めると、そこは絶景の世界
久しぶりのテント泊は、峡谷ということもあり、また小雨が降り続けたこともあり、ちょっぴり寒かった…😨
明るくなってきて、目が覚めて、テントを開けてビックリ‼️
そこに、広がる寂地峡!
こんなに美しい水が流れる滝が近くにあったのか!と感動。
朝散歩を楽しむと、冷えた身体も温もってきた。そして、元気の源 朝ごはん。
山人クラブ定番の「山人うどん」
さぁ、登山開始!
スタートしたのは午前10時。昨夜までの小雨が信じられない青空。
うん、これなら、太陽の光を浴びたカタクリが見られそう。
カタクリの花は、太陽の光を浴びると下向きに咲いた花の花びらがググ〜ッと反り始め、顔を見せてくれるのです。
山道を歩いてゆくと、途中 いくつも出てくる小さな滝に癒されます。
これが寂地峡の特徴なのです。
滝のそばに、テーブルと椅子が作ってあったりして、カフェを目的にしてゆっくり来たいくらい☕️素晴らしいところでした。
酋長からコース説明。体力がある人にオススメなコースもあるけど、私たちはカタクリの花を愛でられたら、それで満足(笑)。体力をつけなくちゃ…
私たちは、1時間歩行で到着するという山頂をめざします。山頂付近からしばらくカタクリの群生地があるそう。
途中で見つけた花たち。
エンレイソウ。葉っぱから突然花が出るところが特徴的で面白い。
この花、何でしょう?たくさん咲いてました。山菜で人気のコゴミたち。まるでミーティング中ですね。今日の登山客のこと、森の動物のこと、それから自分たちの未来のこと、ヒソヒソ話しています。
いよいよ寂地山山頂
「やった〜!」
歩いているときは、あまり人に会わなかったのに、山頂に着いたら人がいっぱいでびっくり。
山ガールや山ボーイたちは、カラフルね!
この日は、予想を超える寒さ🥶私も半袖のスタートから、ウィンドブレーカを着て、さらにレインジャケットも重ね着!それでも寒くてリュックに入ってたストールを首に巻く。
やっぱり、リュックには雨具必須!雨対策だけでなく防寒対策になります。さらに私はかさばらない大判ストールを入れています。あると便利です。
山の天気は気まぐれで、いつのまにか見えていた青空は、雲で覆われていました。花が開くのに必要な日の光が時おりしかないのが気になります。
山頂付近の群生地
今回のお楽しみ、カタクリの群生地は、噂通りのたくさんのカタクリの花々。
みんな風に揺れながら、薄紫色の花を咲かせていました。戦後の食料難の際、大量にカタクリを消費してこんなに減ってしまったのだそう。残念ですが仕方ないですね。かつては里山でもふつうに見られていたのかもしれません。現在は、寂地山の山頂付近に群生地として残っています。過酷な場所までは人の収穫が入らなかったのでしょう。
たくさんの花にうっとり。
登り始めに出ていた太陽も見えなくなり、カタクリらしく反った花はなかなか見つからず…
あっ、もうすぐ反りそう!
きっと翌日以降やゴールデンウィーク中は、素晴らしい反り姿を見せてくれたことでしょう。
というわけで、私たちは来年のリベンジとなりました。
あ!大事な情報
九州には熊がいないけれど、中国山地にはいるそうです。
何度も熊鈴を付けた方に会いました。登山を楽しむみなさん、安全第一で歩いてください。熊だって、生活を邪魔されたくないですよね。
安全に、自然遊びをしましょう!
今回の旅動画はこちら💁♀️
お時間のある方はぜひ見てください!そして、良かったらチャンネル登録していただけたら嬉しいです。
山人クラブでは、経験豊かな案内人「酋長」がいますので、山の相談、冒険サポート、里山体験など一緒に楽しめます。
では、また!山で会いましょう!
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