前回までの記事はコチラ→僕がアマゾンに惹かれるわけ(1)
筏を手に入れるには・・・
小さな集落の中に入っていくと、小屋の前に陸揚げされた筏を発見。
小屋の中を覗くとおじさんが一人。
早速交渉開始。
最初は胡散くさげな表情だったが、タバコと百円ライターのセットでの物々交換で交渉成立。(かれこれ40年以上前)
おじさんの顔はすっかり弛み、スープを飲んでけと言う。
古代魚であるヨロイナマズとレモングラスを岩塩で味付けしただけのスープだけど味は絶品。
お代わり成立。
手に入れた筏のつくりとは
おじさんに頼み、筏を川べりに運ぶ。
筏は、長さが5メートル位、直径20センチほどの丸太6本で作られている。
ちなみに、ぼくの尊敬するのは植村直巳さん。
彼は丸太8本の筏でアマゾン川を冒険している。
丸太同士は紐で結わえられてるのではなく、ホゾ穴と楔で結合。
川に浮かべると水吸って、穴は縮み、楔は膨張してより結合が強化されるという仕組み。
何千年も前から受け継がれてきた先住民の智慧!
これからの冒険の予定
これからの旅は、先住民の家に泊めてもらい、食べさせてもらうつもりだ。
拒否された場合に備えて、食糧とキャンプ用品一式は持参している。
リュックサックを筏に括り付けていると、スープのおじさんがバナナを一房持って見送りに来てくれた。
どこまで親切なんだ。
見送ってくれるおじさんに、ありがとう。そして、アディオス。
筏を操るのは、3メートル程の棒が一本だけ。
さあ、旅の始まり。しゅっぱぁーつ!!
観光だけではもったいない!
自然や人との関わりに旅の喜びを感じる山人クラブです。
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