久しぶりに6月上旬にくじゅうキャンプに行く。
それなら、オオヤマレンゲが見れるかもしれない!というわけで、先日も行ってきた猟師山へ再び行く。
オオヤマレンゲってどんな花?
オオヤマレンゲは、漢字で書くと「大山蓮華」。名前の由来は、奈良県の大峰山に自生し、ハスの花に似た花を咲かせるからといわれています。
他にもミヤマレンゲ(深山蓮華)とも呼ばれるそう。
オオヤマレンゲは、モクレン科モクレン属の落葉低木樹です。そして、日本原産種で、九州から本州の関東以西で、標高1400m以上の山間部に生えます。自生種は天然記念物になっています。
暑さや乾燥を嫌うので、山林の木漏れ日の入るような場所を好みます。なんと贅沢な…暑い夏は誰もがそんな場所にいたいですよね。
オオヤマレンゲの花言葉
花言葉は「変わらぬ愛」や「永遠の愛」。
雌雄同株だから、永遠にカップルでいられるためなのでしょうか?
茶の湯の世界でも、オオヤマレンゲは親しまれてきており、江戸時代から栽培されていたとのことです。
いつの時代も美しい花を近くに置いておきたいという気持ちはかわらないものですね。
オオヤマレンゲの自生地へ行く
私たちが通うオオヤマレンゲポイントは、九重町にある猟師山になります。
オオヤマレンゲの木は、猟師山登山の途中にあります。
森林スキー場の中を通らせてもらいながら歩きます。草刈りが丁寧にされ、草原になったスキー場を歩くのは、とても爽やかです。
途中から、鹿除けゲートを開けて、登山ルートに入ります。うさぎコースとカメコースがあります。今回はうさぎコースを上りました。出た辺りにオオヤマレンゲの木があり、大きな蕾がポロポロ、そして念願の開花した花が一輪だけありました。
きっと一週間後には、もっとたくさん開花していることでしょう。貴重な一輪となりました。
淡い色の雄しべたち。黄色い雌しべを囲んで、柔らかな香りがしました。
咲いていた貴重な一輪は、私たちにアピールするようにカメラ撮影にぴったりな場所に咲いてくれていましたよ。
あら、こんなとこにも!
オオヤマレンゲは、猟師山とばかり思ってました。翌日、長者原から雨ヶ池を散策したところ…
あ!あんなとこに!
雨ヶ池周りに1本だけオオヤマレンゲの木がありました。
そこにはなんと3輪咲いていました。淡くて美しい花にみんなでうっとりしましたとさ。
次回の花を愛でる登山は、ササユリになります。乞うご期待!